覚醒剤



 覚醒剤を投与するとゾォッと寒気が走り、鳥肌、髪の毛が逆立つ感じがする。その後に極めて気分爽快、限りなく幸福感に浸る。性交時における効果はいかなる媚薬より勝り、五感が鋭敏になり全身が性器になる様な快感に襲われる。
 アンフェタミン類・エフェドリン・アドレナリンを覚醒アミンと呼び、中枢神経の強い興奮作用と食欲減退作用、交感神経刺激作用(血圧上昇、心肺の増活化)を示す。「アンフェタミン、メタアンフェタミンとこれらの塩類を覚醒剤(覚醒剤取締法)と呼び、白色の結晶性粉末・無臭・苦味を持つ薬品で、フェニル・メチルアミノプロパンの摂取後は、尿中にフェニル・メチルアミノプロパンの中間代謝物質の「馬尿酸」が含まれ、検出されると覚醒剤取締法違反となる。
 メタアンフェタミンはアンフェタミンより薬理作用は2倍強く、ともに光学異性体d-(光を右に旋回)・l-(左に)・dl-(旋回しない)の3種類がある。l-異性体はd-異性体の10%の効力、dl-異性体は50%の効力で、l-異性体は違法製造者にとってクズ扱いである。
 明治18年、長井永義(1845〜1929)氏がマオウからアルカロイドのエフェドリンを分離。エフェドリンの化学構造から、武田製薬がアンフェタミンを商品名ゼドリン(β−フェニル・イソプロピル・アミン)、大日本製薬からメタアンフェタミンを商品名ヒロポン(β−フェニル・イソプロピル・メチルアミン)と命名して販売した。
 戦争は麻薬を必要とする。負傷兵士の痛み止めにアヘン・モルヒネ、志気を高めるに覚醒剤を用いた。太平洋戦争で日本はヒロポン注射用アンプルを特攻隊に、粉末玉露茶を混合した緑色の「突撃錠」を軍需工場の中学生・女学生に配った。突撃錠は「猫目錠」とも呼ばれ、夜間の作戦・歩哨の任務につく際の常備薬であった。
 覚醒剤について坂口安吾は、「注射だと効き方は早いが長続きしないとゼドリンの錠剤を1回に14mgも飲む」と小説で描いている。大量にまん延した覚醒剤は昭和29年に約200万人が使用、約5万人が検挙された。 
 中毒は1回に10〜20mg以上を、中毒者は40mg、これを0.5ccの水に溶かし静脈注射する。注射中に手足の先が冷たくなり、髪の毛が一斉に逆立つアクメに似た絶頂感が拡がる。日ごろ精力のない男が何回も可能になり、中年の女性も性感が長く続くことから、セックス・ドラッグとして人気がある。覚醒剤は体内にある少量の興奮物質(覚醒アミン)を一気に使い切り、作用の切れた2〜4時間後は副作用として脱力感・疲労感が残り、ひどく気が滅入る「ツブレ」が訪れる。




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