ヤコブソン器官

 動物界で社会的・性的意味の刺激を知覚する器官。爬虫類で最も発達、蛇は2つに分かれた舌で集めてきた分子を口蓋部にある二つの穿孔(ヤコブソン器官)に差し込み感知する。ヒトは鼻口から15mm奥にある一対の穿孔。
 ヤコブソン器官は嗅覚器に類似するが、嗅覚、味覚の二つの機能を持つ原始脳部分へ入力を担当する自律神経器官である。哺乳動物は尿や分泌物などを感知、♂・♀ともにホルモン状態が急速に変化、性行動などを誘発する。
 シカ・ウマの♂は、排卵期の雌の尿に触れると、頭を後ろに強く引き上げ、唇を持ち上げる「フレーメン」表情を見せる。鼻から口へ通じている鼻口蓋管に圧力が加わって拡がり、ヤコブソン器官を暴露する。猫のフレーメン反応は、口を半開きにしてジッとしている時で、ヤコブソン器官に感知分子を取り入れている姿である。嗅覚器情報は大脳皮質に送られるが、ヤコブソン器官情報は扁桃体・視床下部で止まり、ホルモン分泌を促し性ホルモンを産生する。
 性的興奮を引き起こすフェロモンは、昆虫・甲殻類・魚・両生類・爬虫類・哺乳動物などに存在する。ヤコブソン器官を有する種の、交尾行動はヤコブソン器官により媒介され、関与無しは起こりえない。
 ヒトフェロモンは唾液・汗・尿・精液・膣などの分泌物中に含まれるが、アポクリン腺分泌物がヒトフェロモンの代表、性的刺激・怯えた時・興奮した時に分泌・拡散、自分以外のヒトを行動変化させる働きを持つ。

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