アフリカーナ

 ブラジル・ユーカリ林での養蜂は、ヨーロッパから導入したセイヨウミツバチ「イタリアン」品種を中心に行われていた。ブラジルでイタリアンは気候の違いにより適さず、熱帯に適した品種を導入、品種改良をすることになり、1956年、ウォリック・ケール(ミツバチ遺伝学者)がサンパウロ北のリオクラロ町で、アフリカ北部原産のセイヨウミツバチのアフリカ系野生種「アダンソニ品種」 Apis mellifeya scutellataを輸入し研究を始めた。アダンソニ品種は分蜂しやすい品種で、1957年逃げ出した蜂が各地方に野生種として住み着き、先住者「イタリアン」と混血をしてアフリカーナ(アフリカバチ化ミツバチ)となり、1971年末までにブラジルのミツバチはアフリカーナ化となった。アフリカーナは病気・寄生虫に強い抵抗性を持ち、「ミツバチヘギイタダニ」はミツバチの血液細胞に寄生するダニだが、感染すると一般のセイヨウミツバチのコロニーを衰弱させ死滅させるが、アフリカーナのコロニーは感染後も感染前と変わらず仕事を継続し、コロニーの健全さを保つ。
 北米にアフリカーナが押し寄せ、最初は Killer Bee と恐れられたが、現在北米のハチの大半はアフリカーナ化となった。

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