阿芙蓉(あふよう)

 阿芙蓉採取は、芥子科パパベル・ソムニフェルムとパパベル・セチゲルム(法定種)の乳液から作られる。セチゲルムはケシ坊主が親指大程度の大きさなので一般的にケシ坊主の大きいソムニフェルムを栽培している。日本の栽培種は品種改良(二反長音蔵)後、白色花が一般的。

パパベル・ソムニフェルムのケシ坊主 二反長音蔵が品種改良した白花芥子

千葉県警察HPで見つけた写真

 ケシ坊主に切り傷を付け白色乳液を採取、すぐ茶色に10日程で黒く変色する、生阿片である。生阿片を沸騰水に入れアルカロイドを水に溶かし込み、弱熱で蒸発させ濃厚で暗色のペースト、さらに60℃以下で乾燥すると、アンモニア臭のあるパテ状の阿芙蓉(生阿片の約80%)を得る。
 外用薬として用いるは上記で充分であるが、喫用阿片には邊土・料子・煙灰などを混入、吸煙して美味なる煙膏を製する。(大正13年滿鐵資料における大連・煙膏製造法を記す)


 A ペルシャ阿片……………… 120匁
   邊土(上記以外の粗製阿片)…50匁
   料子……………………………20匁
   煙灰……………………………60匁

 Aの割合に混合したる原料100匁に対し、水400匁を混ぜ、銅製鍋に入れ、水量100匁に煎じ詰め、籠に濾紙を敷きたるものにて濾過する。濾過すると赤褐色にて水飴様のドロドロした物質で、支那人はこれを煙膏(イエンカオ)と呼ぶ。煙膏を吸煙者自ら銅製の小物器に入れ、小灯にて乾燥し喫用に供する。乾燥した膏薬状の物を煙雹と呼ぶ。原料総量より一等品は半量、二等品は110匁、三等品は100匁、四等品は90匁の煙膏を得る。籠に残ったカスは廃棄する。

 料子……麦粉40匁を適量の水にて攪拌混合後、大豆油8斤を混合して製する。
 煙灰……阿片を喫した後のカス(10匁で3円)、タバコの吸い殻ごとき物で多量のモルヒネを含む。阿片中毒者はもう一度吸ったり、コーヒーに混ぜたりする。
 


 阿片吸煙は、モルヒネを少量しか摂取できず、長年にわたり喫煙しても死に至ることはない。モルヒネは純粋の化学薬品で麻薬としての効能も優れている反面、中毒者は数年程度で死に至った。江戸時代から第二次世界大戦まで、阿片は御禁制品ではなく誰もが自由に用いることが出来た。同じようにタイガーバームの薬効も阿片の働きが大きかったが、時代の流れから配合より削除したことで効き方が弱くなったと言われている。

 強精剤として(狭義に性交不能症治療薬)阿芙蓉は、間接的中枢の精神的抑制を解除して陰茎の勃起を促す薬理作用があり、大麻・アルコール摂取も同作用である。外用では知覚麻痺作用もあり、四目屋薬はこの作用を主とする。
 他薬理作用は、性ホルモンで生殖器機能促進を狙った「たけり丸」、食すことで強壮になる「イカリソウ」、直接に神経・陰茎に働き勃起を促す「ヨヒンビンストリキニーネカンタリス」がある。

薬物依存性(WHO調査)
タバコ>>ヘロイン(モルヒネ・阿片)>酒(アルコール)>バルビツール酸系眠剤>コカイン覚醒剤>>マリファナ(大麻)>>LSDMDMA

阿片代用植物

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