当帰(とうき)

 セリ科シシウド属ニホントウキの根。11月頃採取し、天日乾燥する。
 精油・ニコチン酸・ビタミン類などを含む。精油は末梢血管拡張作用・解熱作用を示し、鎮痛・鎮静・浄血・強壮薬として用いられる。
 帰は「いく」であり、当帰は「まさに嫁くべし」=子供が出来る条件を整える生薬という意味で名付けられ、補血・強壮・鎮痛・お血を取り除く。女性(婦人科・産科)の要薬として月経痛・月経不順・腹痛・冷え性・貧血症などを治す働きと、更年期障害に用いる。
 新しい組織を作る作用から、おでき・火傷には内服と外用も併せて用い、打撲・捻挫などの外傷には湿布として、血管の疾患によって生じた内出血・腫痛・疼痛、ほかに消腫・緩下作用に内服として用いる。
 女性ばかりでなく、貧血で体力が低下している場合、広く用いる。

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